為替情報

大二です。

ここのところメディアではロシアショックはもとより、食品を中心に各社値上げが

ニュースが報道されています。その背景としてエネルギー価格の上昇と円安の影響が

挙げられますが、それらに絡んで座学的に、、、、(例によって読み流すが、無視してください)

【概況】

5月の米利上げ+インフレ指標が高いレベルで維持しており、米連銀要人のタカ派発言、Walmart, Target等のRetailの業績悪化をネタに、米株式はメジャーな投資家の利食いの売りがきっかけとなり調整で下落しています。ただ米金利はいったんピークアウトしたと思われ、日米金利差縮小と株価下落によるリスク回避の円買いで$円は127円下抜けならば最大で125円台への調整で下落をイメージしています。

世界的にインフレが低下しにくい背景としてはロシアのウクライナ侵攻よる地政学的リスクによる環境変化で、従来の世界平和によるボーダーレスの恩恵とも言える低インフレ環境が、ロシアのウクライナ侵攻によって脱ボーダーレス化、つまり安全保障や供給網を見直さなければならなくなっており、そのリスクプレミアムがコストに今後も反映される可能性が高まっています。そのような環境の中でアメリカは有利となっており、$のサポート要因となります。例えば輸出物価を輸入物価で割った交易条件はインフレ高騰の中でも米国改善される一方で、日本は悪化しており、円高$安の方向には行きづらい。

米交易条件の改善要因は以下:

1-アメリカは世界有数の資源産出国 高騰しているエネルギーを国内で賄える

2-$高が輸入価格の低下

3-付加価値の高い産業構造:AIによる自動運転、次世代蓄電池、革新的素材、ロボット、

  フィンテック、革新的新薬、次世代物流システム、

今回、円高方向への調整は最大125円までで、その後は130円方向にリバウンドしていくと予想しています。

では米株価は?

米企業業績は全般的には悪くはなく(8割は事前予想をビートしている)、ガイダンスも良かったにも関わらず、米投資家のマインドが総悲観となっているため、下落基調が継続中(S&PのPERは16倍台まで調整)、割高感は解消されたといえますし、金利も調整で低下基調となっています。注目は、この辺で調整の下落一巡となるかどうか?となります。

【おまけ】

11月には米大統領中間選挙、、なんでそんな先のこと?実は、既にポリティックス始まっています。過去、選挙前に利上げをした大統領は確か皆、負けています。つまり、特に夏以降は利上げが出来ない、というかしたくない、、急速な景気回復+エネルギー価格の高騰によりインフレの上昇を抑え込もうと米連銀は利上げと総裁連中がタカ派発言を繰り返し、中央銀行本来のインフレファイターとしての職務に必死ですが、と同時に、恐らくバイデンから、「夏以降は利上げ出来ないから、今のうちにやっとけ!」的なプレッシャーはあってもおかしくない、、、

そしてインフレを抑え込んだ、大統領として中間選挙を迎えたい。あくまでも私見です。

投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された 意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、発行者は責任を負いかねますことをご了承願います。Chart1:提供Dukascopy BankSA

Keep pushin’

2B Continued LLCOOLD2

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