為替予想
大二です。
前職は外資系銀行の為替ディーラー。
1987年からなので2014年は米銀、2016年から2020年4月までは豪銀。
以下、直近の為替予想ですが、わかりづらい表現など多々あると思われますが、取り急ぎアップします。
質問等ございましたら、できる限りでお答えします。
概況:
【米国】
先週はバイデン勝利で不安定要因払拭+ファイザーのワクチン感染予防の効果報道で、ダウは史上最高値を一時更新し3万ドル手前まで上昇。米10年債券利回りも0.97%台と1%に迫り、$円は105.65、EUR円は125.13まで上昇に対して、今週は、感染者数の増加、ワクチンもまだ供給量が不十分な可能性が高く、北半球の冬季突入で第3波による悪化懸念が優勢となり、また来週は23日が日本祝日、26日が米感謝祭で利食いモード。103.65、122.85までそれぞれ調整で下落。引けは103.85、123.10。トランプの法廷闘争、徹底抗戦⇒政権移行が全ての分野にわたって大幅な遅れ⇒市場の反応は今のところ$売りとなっているが、年末の$需要や経済ファンダメンタルズ的にはアメリカ有利な為、下落幅も今のところは限定的と思われる。
【欧州】
*ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「景気回復のためには、断固たる措置が必要」12月10日の欧州理事会強力な金融政策パッケージを打ち出すと公約しており欧州金利の下押し圧力+EUR高牽制で上値は限定的。
*英国と欧州連合(EU)の将来関係を巡る交渉は継続中。フォンデアライエン欧州委員長は20日の記者会見で「一致できていない部分も残っているが、ここ数日で良い進展が見られた」と発言し、合意期待からポンドはじり高で引け。
相場予想(チャート分析):
短期投機筋による売買よる相場展開が継続。機関投資家による中長期のトレンドを形成する資金フローは見られない。
$円はモデルに基づき短期の売買を繰り返す米系ファンドは既に$円は売り持ちとなっており、前回安値の103.10-20をいったん試すものの、更に大きくポジションを売り持ちに傾けるとは可能性は低く、いったん跳ね返されるリスク。104.20-30には短期の抵抗線があり上抜けの際は104.65-70と105.15-20までの上昇余地。また103円を下抜けした際は101.70-80~102.00-10でもしっかり拾っていきたい。
EUR円もじょじょに上値を切り下げてきており、目先は、$円同様、前回安値の122.60-70が押し目のターゲットだが、仮に下抜けしたなら、120.75-85まで下落の余地あり。上の抵抗線は124.45-55。
2B Continue D2
Keep pushin’
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